【あらすじ】
1-0 プロローグ(1話)
錚々児高校に通う不良威吹荒邦は、3年生への進級を控えたある日、尽宮組組長の尽宮正人から荒邦の幼なじみ赤羽骨子の護衛を頼まれる。なんと骨子は尽宮組組長の隠し子だった。知らぬ間に跡目争いに巻き込まれて殺し屋に命を狙われることとなった骨子を守るため、荒邦が立ち上がる。
1-1 跡目候補の襲来(2話 - 6話)
実は荒邦と骨子が所属する3年4組のクラスメイトは全員骨子を守るために幼少期から鍛えられたボディガードだった。威吹荒邦とクラスメイト。初めは互いに信用していなかったが、互いの戦いぶりを見て徐々に信頼関係を築いていく。順調に殺し屋を撃退していく3年4組だったが、数々の暗殺失敗に業を煮やした尽宮組跡目候補尽宮正親が錚々児高校に迫る。
1-2 裏切り者探し(7話 - 12話)
尽宮正親の無力化に成功した威吹荒邦は、正親の証言をもとに裏切り者探しに取り掛かる。
1-3 修学旅行編 前半(13話 - 19話)
信頼できる仲間を得た威吹荒邦は、錚々児捜査団を結成し裏切り者探しを本格始動する。修学旅行の最中に裏切り者探しをするはずが、暗殺者の襲撃に尽宮正親の襲来とトラブル続きで捜査は難航する。今までとは比べ物にならない強敵の出現に3年4組は苦戦を強いられる。
1-4 修学旅行編 後半(20話 - 22話)
染島澄彦の尽力で辛くも刺客を退けた3年4組だったが、追い打ちをかけるように消耗しきった彼らに葬儀屋が迫る。何故か狙われる錚々児捜査団。棘屋寧は威吹荒邦を守るため、単身葬儀屋に挑む。
1-5 特訓(23話 - 27話)
修学旅行の一件で自分達の無力さを痛感した3年4組は、強くなるために護衛部隊を育て上げた師匠に会いに行くことに。一方そのころ、裏切り者も威吹荒邦排除のため動き出す。
1-6 終業式決戦(赤羽邸防衛戦)前(28話 - 33話)
裏切り者の撃退に成功した威吹荒邦だったが、尽宮組系尾嚙組組長尾嚙零一から大規模な赤羽骨子襲撃予告を受ける。3年4組は決戦で生き残るために敵地への潜入調査を敢行する。
1-7 修行式決戦(赤羽邸防衛戦)本番(34話 - 47話)
師匠からの特訓と潜入調査の成果により順調に敵を撃退していく3年4組。勝利が見えて気が緩んでいる彼らの前に、それは音もなく現れた。赤羽邸とは離れた場所に何故か現れた彼は、首藤孔蘭を攫って消え去ってしまう。威吹荒邦は孔蘭を救い出すことができるのか。
2-0 夏休み(48話 - )
赤羽邸防衛と首藤孔蘭奪還に成功し、束の間の平穏を過ごす3年4組。赤羽骨子に誘われ夏祭りデートに来た威吹荒邦だったが、ひょんなことから新たな裏切り者の存在が浮上する。
【発売年】
2022年
【出版社】
講談社
【連載誌】
週刊少年マガジン
【巻数】
既刊6巻(2023年11月16日現在)
【上位レビュー】
画面作りが非常に上手く、画力と漫画ならではの構図や演出の巧みさが合わさって迫力とスピード感があります。設定はそこまで奇を衒ったものではありませんが、現状サクサク進んでおり退屈するようなことはなく、数が多くそれぞれ個性あるキャラクターたちと合わせて今後の展開の自由度が高そうで、どういう風にストーリーが進んでいくのか非常に楽しみです。マガジン本誌で一番楽しみにしています。
骨子の幼馴染の荒邦。骨子のとある秘密により、ボディーガードをすることに。お互いに意識し合っているが、素直になれないもどかしさよ。骨子を狙う殺し屋たち。次から次へとモブ状態の殺し屋が登場しては消える。それは荒邦だけで撃退しているのではなく...そう言った仕掛けか。殺し屋を雇っている者の正体も早々に明らかに。当然と言えば、当然か。しかし、おかしな方向に転がり出した様な気が。そっちに行くのか。でも、この展開は悪くないか。超ツンデレキャラ、尊いなぁ...予告からすれば、次巻も大暴れしそうな感じだし。大いに期待。そっちがヒロインでも面白いかな。クラスメートも色々と面白いのが出てきそうですし。
【下位レビュー】
売れているとのことなのでお試しで一巻購入。一巻しか読んでいないからか、確かにヒロインに隠れてヒロインを陰から守る設定は面白いがよくあるバトル系少年漫画としか思えなかった。その設定も全く新しいかと言えば、割とよく見る設定ではある。ただ登場キャラクターが異様に多く、続刊も読んでいる友人によれば各キャラの掘り下げもきちんとしているようなので、キャラの魅力で読ませるタイプの漫画なのだろうか。絵は可愛くて好きだったが、シナリオに面白味を感じなかった。二巻以降面白くなる漫画なのかもしれない。
設定は既存の作品と比べるとあまり見かけない設定だとは思うし、アクションシーンやキャラの表情等よく描けていると思う。ただ、キャラクターは既存の作品によくいる様なキャラクターで、ストーリー展開もベタで先が容易に読めるから意外性がなくて飽きる。