【あらすじ】
地表を覆った大雪原から逃げるように人々は巨樹「軌道樹」の上に「天膜(てんまく)」を作って生活していた。 天膜に住む少年カイナは、軌道樹の根元から登ってきたリリハという少女を見つける。カイナは軌道樹の上の天膜で年寄りたちと暮らしていた。リリハはアトランドの王女で「賢者」を探しにきたという。カイナはリリハと軌道樹を降り、初めて地上の雪海にたどりつく。だがリリハがアトランドと対立するバルギアにさらわれる。カイナはリリハの弟ヤオナとバルギアに乗り込みリリハを奪還。バルギアは水不足を理由にアトランドに戦争を仕掛けていた。カイナたちはアトランドの地下にある旗が巨大な軌道樹と水への地図になっていること、バルギアの造船技術があればそこへいけると発見。リリハは旗を父王に見せて戦争を止めようとするが、バルギアは古代兵器「建設者」でアトランドを襲う。カイナは「樹皮削り」で建設者を倒し、アトランドとバルギアは停戦。カイナの案内で軌道樹への旅を目指す。
【発売年】
2022年
【出版社】
講談社
【連載誌】
月刊少年シリウス
【巻数】
既刊3巻
【上位レビュー】
弐瓶勉が原作を担当している弐瓶ワールドの作品。東亜重工の匂いがプンプンしている。「風の谷のナウシカ」のような世界観で、ナウシカが好きだったのならおすすめしたいところだ。アニメもあるのでそちらを観てからこちらを読んでみると小さな差異があったりして楽しいかもしれない。
弐瓶勉先生の世界観が好きで、購入しました!アニメはやっぱり引き込まれる!いい!それを期待して漫画をみてしまったので、書いた方が違うから、どうしても違和感を感じてしまうのはしょうがないですよね。アニメの補足的なものを見つけることができるので、買います一応。
【下位レビュー】
弐瓶先生より絵が綺麗なのに何が起こっているのか分かりにくいです。調べてみると、漫画家兼イラストレーターのようで納得しました。戦闘シーンやこの作品のような特殊な世界観を描けるほどの画力が無いと感じました。恐らく、一枚絵を描かせたら上手なんでしょうね。残念だったのはストーリーもさほど面白くない点です。少なくともこの1巻に読者を惹きつけるほどの魅力はないです。人形の国は終わり方こそアレでしたが、序盤から完成度の高い物語だったんだと思いました。
ナウシカに話似てるので、これだったらナウシカ読んだ方がいい。あちらの方が画力、世界観、値段が圧倒的に勝っています。弐瓶先生が書いてくれたらまた違った感想だと思いますが。とにかく絵が白い。細かく書くのが苦手なのか、なんかスカスカな漫画だなあ。あと、ナウシカに引っ張られたのかもしれませんが、カイナが最初は女の子だと思ってました。途中で男子やったんか!とびっくり。2巻一挙に読みましたが、もういいや、との結論にいたりました。