【あらすじ】
突如出現する黒い鳥居を通ると奥には神社がある。そこはアンテン様と呼ばれる神に招かれた者だけが来ることが可能な神社であり、そこでは来訪者の願いをアンテン様が叶えてくれるという。しかし願いの対価は「強い想いが込められた大切なもの」をアンテン様に捧げること。アンテン様は捧げものへの想いに見合った願いを叶えてくれる。しかし来訪者がもし死ねば――。
【発売年】
2022年
【出版社】
集英社
【連載誌】
少年ジャンプ+
【巻数】
全5巻
【上位レビュー】
雰囲気は某目友人帳、退魔の剣を持った某薬売りが出てく作品などに近いのかなぁと思います。話は短編なのでサクサク読めるけど、その人間模様やアンテン様と関わった人々の結末など、とても引き込まれる作品となっています。作者は伝承や昔話にも通じた方であり、それらの要素を落とし込んだ話も今後は書いていきたいとのこと。これからの展開が楽しみな作品で、お勧めします。あとアンテン様が物凄くかわいい。某イラストサイトにはマイクロ水着をアンテン様に着せて描く不届き者もいるとか…それくらいアンテン様自体のキャラも良く、話も面白いと文句無しの作品です。蟲◯、◯目友人帳、薬売りの出てくる作品、笑うせ◯るすまん、これらの作品が好きな方は一度読んでみるとハマるかもしれません。ジャンププラスで連載されているので、試し読みの機会は多くあると思います。アンテン様も一度試し読みしてから購入しても「いいんじゃないかな」と笑っていってくれると思います。あぁ、本当かわいい。
しっかり構成された短編集。1話1話に心打たれるものがあり、その上よく見ると、もしかしてこれって前の話に出てきたこれと繋がってる?みたいなのが時々あって、作者さんどこまで計画してから連載を始めたのかと驚かされます。手元に置いて何度でも読み返したくなる作品です。
読者SNS投票人気1位の第6話「起き姫物語」が前中後編収録されているのが2巻です。願いを叶えるには対価が必要・願った人間が死ぬと願いは消滅する、という本作の設定をフルに生かし切った歴史もので、本当にいい話です。ちなみに6話はすごくいい話だけど、人によっては他に響くエピソードもたくさんあるので、ぜひ全巻揃えて見ることをお勧めします。
何かを代価に願い事をする人々が良い方に進むか悪い方に落ちるかワンパターンでないのが良いですね。よくあるのは「悪い奴らを酷い目に合わせる〜」みたいなのですがそれだけではないので毎話楽しめます。ワルツ回では泣いた。
【下位レビュー】
データ無し