【あらすじ】
元伯爵令嬢のウィステリアは、公爵家の幼なじみ・ブライトに片思いをしていた一方、当のブライトはウィステリアの義妹・ロザリーに思いを寄せていた。 ウィステリアは魔法を使うことができない彼のため、魔法の根源に関わる《未明の地》を研究していた。ある日、ロザリーが《未明の地》の番人に選ばれる。それはいけにえになることを意味しており、ウィステリアはブライトの頼みで、《未明の地》の番人としての務めを果たす。それから23年後のある日、ウィステリアは、ブライトに似たロイドという男と出会う。
【発売年】
2022年
【出版社】
TOブックス
【連載誌】
コロナEX
【巻数】
既刊3巻(2023年12月現在)
【上位レビュー】
原作から入った勢です。コミカライズの完成度に感動しています!ぜひ物語完結まで描かれてほしい。コミカライズ短話版には収録されていない原作者書き下ろしSSや、書き下ろし漫画(原作あり)も良かったので、購入した甲斐がありました。現在、原作はなろう上で取り下げられていますが、なろう異世界恋愛ジャンルで売れっ子の某先生が「なろうで一番面白い」と発言されていたことからこの原作を知りました。原作小説は登場人物の心理や情景描写が丁寧な分、文章のボリュームが多くて手を出しづらい。反面コミカライズだと手軽に読み進められるのですが、どうしても登場人物の心理描写が薄まってしまうのは難点かと。正直、この巻で描かれている物語最初の方のシーンは特に読むのが辛くて、かなり好みが分かれる作品だとは思います。ざまぁ希望の読者は難しいかな……個人的には、その辛さをいったん飲み込んで原作をある程度読み進めていたらどんどんハマっていったし、原作最新話を読んで「この作品に手を出して良かった」と心から思っています。先は長いですが読み応えあります。
まず言いたいことはとにかく絵柄が美しく画面展開も見易いです!そのため世界観にすんなり入り込めます。引き取り育てた義理の両親は確かに心優しいが、真の娘が生贄になるときには主人公を代わりに行かせようと咄嗟に口にするあたり、真の家族として迎え入れてはいなかった。あるいは結局家族として優劣をつけていたのかとモヤ。義妹も主人公が片思いしていた相手も優しい人間を装いながら結局は自分と自分の愛することのことしか考えていないのかとモヤモヤ。そして登場する息子の人柄には何も惹かれず…無礼さも父親のせいで二重で憎たらしい(笑)これからこの後味の悪さをスカッとさせる展開になることを期待しています。つまり、世界に入り込めるからこそ、胸糞悪さに腹立たしくなりますが!それを含め今後の展開が楽しみな作品です!ので、最近ありがちな頭お花畑転生ものではなく、主人公の境遇の原因である周囲の人々へのムカつきがあるからこそ楽しめる作品を好む同士にはとてもオススメです。あー!腹立たしい!!笑
小説のファンなので購入しましたが、とっても良かったです!コミックは衣装や表情があるものですが、こちらはより繊細な美しさがあって素敵です。続きが楽しみです。
【下位レビュー】
主人公の味方が無機物しかいない上に、クズが悪い意味でクズらしくないので読み進めてもスッキリすることはなさそう。それどころか主人公にイライラしてしまう。
Ultimateでずーっと相手方の都合に沿って進んでいく。都合は作者の都合か。面白い要素が見当たらなかった。