【あらすじ】
前原真樹は中3の冬に両親が離婚してから、母親について、隣県から通っている高校の町に引っ越した。金曜日はだいたい家で一人で過ごすため、ゲームをしたり、映画を見たり、漫画を読んだり、出前でジャンクフードを食べたりすることが一つだけの楽しみ。県外から引っ越してきたばかりで、学校では友だちはいなかったが、とある金曜日の放課後に朝凪海が自分の家に訪ねて、二人が友だちになって、金曜日だけの交流が始まった。二人で家で遊ぶことは、迷惑をかけることはしたくないため、海に頼んで、海の親友である天海夕も含め、クラスメイトには内緒にしてもらっている。
【発売年】
2022年
【出版社】
KADOKAWA
【連載誌】
アライブ+
【巻数】
既刊3巻(2023年10月現在)
【上位レビュー】
むっちゃ恥ずかしい、コソばゆい&笑える青春ラブコメです。凄くテンポが良く、間の取り方が上手い。ちょっとした書き込みが良い。「痒いところに手が届く」面白さ。久しぶりに「ほっこりする漫画」を見付けた感じです。重版実績は偽りないですね。試し読み読んで気になったら買って損なし、と思います。
ぼっち主人公とクラスで人気のヒロイン。クラスには内緒の金曜日放課後の約束。シンプルでいて尊い関係性が、読んでいて心に安らぎを与えてくれます。まるで帰路の只中で美しい夕焼けに気づけた瞬間のような、ほのかな喜びです。親友にも言い出せなかったマイナーな趣味を唯一理解してくれるクラスメイト。そんな主人公の前でしか出せない、ヒロインの可愛い一面。というのもまた良かったです。主人公がただの人間嫌いや口下手キャラじゃないところも好印象。相手や周りに気を配り、言うべきことは言える度胸。読んでいて苦痛を感じるシーンがありませんでした。学生の恋愛ものでギスギスハラハラしない作品をお求めの方におすすめしたい漫画です。
タイトルはありがちな感じですが、作画がすごい。無言の時の表情が雄弁に心情を物語ってる。
兎に角絵が可愛い。ラブコメにとって大正義です。繊細な描線とほんわかした絵柄は作品の内容に絶妙にシンクロしており、表紙に魅力を感じたら即買いでOKです。個人的には表紙より作中の絵の方が好きだったりしますが。原作未読ですが、原作を漫画向けに再構成してるそうです。作画担当の方の作品は本作が初見なんですが(新人さん?)凄いなあと感心しながら読んでます。あ、内容ですが、タイトルは酷いですが、お話自体は趣味の合う女の子と友情を育む優しい話です。ちょっと主人公に都合良過ぎな気がしますがそれはラノベ原作のお約束という事で。
【下位レビュー】
データ無し